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合格者が教える電験3種(電気主任技術者)理論科目攻略~出題傾向から見るポイント~

2019年4月22日

電気系最強の資格と言われる「電験(電気主任技術者)」ですが、その試験の難易度って3種でも結構難しいですよね。

今回は私の電験3種「理論」科目合格の経験に基づき、実際に行った勉強方法をお伝えすると共に試験の傾向について説明していきたいと思います。

 <この記事のオススメ>

  • 電験3種(電気主任技術者)の受験を予定している方。
  • 過去電験3種理論科目の合格に手が届かなかったひと。
  • 実際の出題傾向に興味があるかた。

電験3種「理論」科目の傾向と対策

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皆さん、突然ですが電験3種の合格率って知ってますか?なんと10%以下なんです!電験の中で一番簡単と言われる3種でも合格率は低いですよね。

(多くても10人に1人が合格するイメージ)

また電験3種理論」科目の合格率10-16%ということで、こちらも決して高い数値でないことが分かるかと思います。

受験者数・合格率データ|電験三種講座の翔泳社アカデミー

(試験の概要や申込み方法等も上記のサイトにまとまっているので、興味がある方は覗いてみて下さい。)

 

非常に合格率が低い電験3種に受かるためには、やはり傾向と対策が重要になってきます。(もはや資格試験の鉄則ですよね。)

具体的には頻出分野=配点が大きい分野を学習していくことが求められます。

 

下の表は、年度別に出題分野の配点をまとめてみました。

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※B問題の選択問題も加算しているため4分野合計が110点となっています。

こちらの表から分かりますように、電磁気及び電気回路分野が占める割合が非常に高いんです!

 

表一番右にあります電磁気+電気回路の合計点は平均75点となっております。

 

電験3種理論科目の合格点は通常60点に設定されていますが、近年得点調整で55点になる年が非常に多いこともあり、電磁気及び電気回路分野で得点すれば合格を大きく近付けることが可能です。

 

↓参考までに各分野の出題内容を下記に記しておきます↓

電磁気分野:静電気/電磁気

電気回路分野:直流回路/交流回路/三相交流回路

電気計測:各種計器の特徴/実際の計算

その他:電子理論/電子回路

詳細についは参考書等で確認して頂きたいのですが、ざっくりと試験範囲の全体像を把握しておくと、試験時にどの分野の問題が出題されているかすぐに分かるかと思います。

電験3種(電気主任技術者試験)対策「理論編」

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私の学習方法としては、

薄い問題集をやる⇒過去問に取り掛かる

これが全てです。実際にこれで合格することができたので、そちらを紹介していきたいと思います。

問題集

私が実際に使用したのは、ユーキャンの「電験三種最短合格への過去問300」です。


 

分量的には、「え!?本当にこの問題集で大丈夫なの?」って思うぐらい薄いのですが、試験まで時間が無かったこともありこちらの問題集を使用しました。

理論科目数:80問(全て過去問からの出題になっています。)

→(内訳:電磁気28問、電気回路44問、電気計測3問、その他5問)

問題の難易度:過去問の中でも比較的簡単な問題を持ってきているイメージ。

使用回数:1周

可能であれば何周もした方がいいのですが、時間との兼ね合いもありすぐに過去問へ移行しました。試験まで時間的な余裕がある方、または基礎的な部分に不安がある方は周回しながら知識を定着させていくことをオススメします。

 

補助的な役割としてこちらの参考書もお勧めです↓

実際私はこちらの参考書を「理論」「電力」「機械」科目分購入しました。

図がカラフルで綺麗かつ説明が丁寧なので、初学者には大変良いかと思います。


 

過去問

過去問は電気書院さんのものを使用しました。

メリット

・問題の横に解答があり非常に効率よく学習できる。

・解説が丁寧で分かりやすい。(←解説がしっかり書かれている過去問集を強くオススメします。)

デメリット

・重たい。(外に持ち運ぶのはほぼ不可能です。)

過去問は解く→答え合わせ→解く→答え合わせと何年分も行いましょう!

 

また学習時には、分野毎に下記のイメージを持ちながら取り組むようにしました。

電磁気分野及び電気回路分野:1問ずつしっかりと理解していく。(難問については諦めてOK)

電気計測及びその他:問題と解答を見ながら覚えられたらラッキーぐらいの気持ちで流し読み。

 

あとは、移動時間等もスマホを使って過去問を解きましょう!

私が実際に使用したのはこちらのサイトになります。(本当にお勧めです。)

www.jikkyo.co.jp

初見の計算問題を電車の中で取り組むのは難しいかもしれませんが、一度机上で解いている問題なら、解答を読みながら解法を思い出す作業ができますよね。

この思い出す作業が記憶の定着に繋がります。また、「その他」分野の知識問題についても、スマホ学習を繰り返していくことで十分に対応できるようになってきますよ!

まとめ

本日は電験3種(電気主任技術者試験)の「理論科目」攻略に向けて、私が実際に行った勉強方法しました。

  • 電磁気及び電気回路分野を重点的に学習する。(この2科目が完璧なら合格できます。)
  • 参考書は薄いのを使う。
  • 過去問を積極的に使用する。
  • 隙間時間はスマホで過去問。

電験まで残り約4カ月ですね。今からコツコツと取り組んでいけば、十分合格することは可能だと思います。

電験3種受験を考えている方や学習方法に迷っている方に少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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