あなたは目標を決める時、どのようにして行いますか。
「 真っ先に思いついた目標をそのまま紙に書く。」
「何個かアイディアを出して、その中でしっくりきたものを目標とする。」
このように目標の決め方には、正解はありません。
実際私も目標を決める際は、「複数思い付いたアイディアの中で一番しっくりきたもの」を目標としています。
それでは、世界一の投資家と呼ばれているウォーレンバフェットはどのようにして目標と決定しているのでしょうか。
彼の場合は、まずはじめに「最上位の目標」を見つけることから始めます。
その「最上位の目標」を達成するために、必要なことは何かと考えて、反対に言うと不必要なことは人生から省きます。
今回はそんなウォーレンバフェットが、人生における「最上位の目標」を決定する方法についてまとめてみました。
ポイント
- 「最上位の目標」をイメージできるようになる。
- 目標の決定方法を知れる(ウォーレンバフェット流)。
この最上位の目標を決定することで、あなたの人生はより一層目的意識のある充実したものになることでしょう。
それでは早速、内容に入っていきたいと思います。
今回の内容は書籍「やり抜く力 GRIT(グリット)」を参考にしています。
ポイント
・目標の設定方法に迷っている人
・「最上位の目標」が自分の中でイメージできていない方
Contents
目標決定の基本は「最上位の目標」を定める
人は自分自身の夢をかなえるために目標を定めます。
その目標には、沢山の種類がありますよね。
短期的なもの
長期的なもの
お金がかかるもの
お金がいらないもの
一人でできること
パートナーが必要なこと
挙げてみるときりがありません。
今回は、その中でも、最も大きな目標=最上位の目標についてお話していきたいと思います。
「最上位の目標」を知ろう
まずはじめに、「最上位の目標」についてお話していきます。
最上位の目標
- その目標が、手段ではなく目的であること。
- 目標ピラミッドの最上位に位置すること。
最上位の目標とは、すなわちそれ自体が目的であり手段ではないものを言います。
この言葉だけで、理解するのは難しいと思うので簡単な例を出していきたいと思います。
例えばあなたが「早起きをするという目標」を立てるとします。
この早起きをするという行動は、あなたにとって最上位の目標となり得るのでしょうか。
正解には、なり得ませんよね。
多分ほとんどの方は、早起きをした時間を有効に使って何かやろうとするはずです。
(それか、早起きすることは「仕事に遅刻しないための手段」かもしれません。)
ではこの早起きをして何かするという行動が最上位の目標なのでしょうか。
多分、ほとんどの方が違うと思います。
早起きして資格試験の勉強をする人は、その資格試験に受かることが目標ですよね。
また早起きしてランニングをする人は、体を鍛えることで健康になることやダイエットすることがさらに上位の目標となります。
さらに深彫りをしていくと、例えば資格試験に受かることは、その後の社内における地位を守るまたは給料をあげるといった目標を達成するために掲げた目標(すなわり手段)なのかもしれません。
ここまでの話を聞いて、皆さんは気づきましたか。
目標とは、本来ピラミッド構造になっているのです。
上図のように、
最上位の目標
中位の目標
下位の目標
でピラミッド構造が確立されています。
今回の例で言うと、目標の上位から順番に記述すると、
会社での地位or給料UP
↑
自己研鑽の実施
↑
時間確保のための早起き
といった具合でしょうか。
このピラミッド構造の頂点こそが、最上位の目標となります。
目標(目的)と手段を区別する
これまでの説明で最上位の目標というものは理解できたかと思います。
では、目標と手段を分別することは容易にできるのでしょうか。
私は目標と手段の区別することは大変難しいと考えています。
先ほどのような方法で分解していくのも良いのですが、それでは目標を決定するだけで相当な時間を要してしまいます。
(途中から訳が分からなくなってしまう可能性も大会です。)
人はたくさんの欲求を持ち生きています。
そして、人生においてやり遂げたいことも沢山あるかと思います。
しかしながらそれを全てこなすだけの時間は、たぶん私たちにないでしょう。
そこで私たちは、最上位の目標を達成するために目標と手段を区別して、最上位の目標達成するために必要なものをピックアップして行動することが大切になります。
今回は、その最上位の目標を決定するために世界一の投資家が行なっている方法を紹介していきたいと思います。
ポイント
・目標はピラミッド構造
・「最上位の目標」を知ることで、ゴールに対して直線的に向かうことができる。
目標の決め方(世界一の投資家ウォーレンバフェット流)
これから実際に目標を決めていきましょう。
その時に、世界一の投資家「ウォーレンバフェット流」の方法を是非取り入れてみて下さい。
ウォーレン・バフェット
世界三大投資家のひとりとして、広く知られています。
世界長者番付で1位(2008年)にも輝いた経験があり、現在も常に上位をキープしています。
そして、彼は一代で自身がCEOを務めるバークシャー・ハサウェイを通して、株式投資により大成功を収めました。
現在も89歳という年齢ながら現役で活躍しています。
また、富を手にしてからも田舎で贅沢せずに暮らしている様より、バフェットは世界中から愛されている投資家です。
ウォーレン・バフェットに興味がある方はこちらもどうぞ↓
目標の決め方(実践編)
ウォーレン・バフェットの目標決定方法を紹介していきます。
目標を決めるに当たり、三段階方式で優先順位を考えていきましょう。
1.仕事の目標25個、紙に書き出す。
2.自分にとって何が重要かをよく考え最も重要な1つの目標に丸をつける。(5つを越えてはいけない)
3.丸をつけなかった20個の目標を目に焼き付ける。そしてそれらを目標には、今後は絶対に関わらないようにする。なぜなら、気が散るからだ。余計な事に時間とエネルギーを取られてしまい、最も重要な目標に集中できなくなってしまう。
以上が 、世界一の投資家ウォーレンバフェットがオススメする、最上位の目標の決め方となります。
もちろん最初に書き出すのは、仕事の目標じゃなくてもいいと思います。
そこは今あなたが一番興味がある内容について、自分なりに書き出してみましょう。
実際にこれをやってみると、案外自分の考えていた目標が「中位」の目標であったことが分かるかと思います。
すなわち、自分が人生をかけて成し遂げたいことは何かという答えがまだ見つかっていないということになります。
もしかしたら、そのような状況を悲観的に捉える方もいるかもしれません。
しかしながら、私は悲観的に捉えるべきではないと考えています。
何歳になっても、人生が終わるまでは自分が情熱を向けられる最上位の目標を探すことができるからです。
また、今回上記の方法で最上位の目標を考えるにあたって、あなたにとって何が最重要で(=目標で) 、何が重要度が低いかということが分かったのではないでしょうか。
そのことがはっきりしただけでも、あなたの人生において大きなプラスになったと私は考えています。
はっきりとした目標を持っている人は、やはり強いです。
メガ成功者と言われた偉人も、みんな「最上位の目標」に向かってし取捨選択をして情熱を注ぎ込んだ人達です。
是非、あなたの人生の方針をこの機会に明確にしてみてください。
ポイント
・三段階方式で「最上位の目標」を見つけよう。
・仮に「最上位の目標」がなかったとしても、それは悲観すべきことではありません。
→これから「最上位の目標」を探してみましょう!
まとめ
ポイント
- 目標はピラミッド構造
- 「最上位の目標」を知ることで、ゴールに対して直線的に向かうことができる。
- 三段方式で「最上位の目標」を見つけよう!
人生において「目標」を持っている人はやはり強いです。
なぜならば、目標を達成するために取捨選択ができるからです。
その「目標決定」するための1つの方法として、今回紹介したやり方を試してみて下さい。
あなたが何を「最上位の目標」としているのか、自分自身で認知することがきっとできるでしょう。
今ならオーディブルで無料視聴も可能↓
↓今回の内容はアンジェラダックワースさんの「GRIT やり抜く力」を参考にしました。