エネルギー管理士 資格試験

[エネルギー管理士(電気分野)]課目Ⅲ攻略方法(電気設備及び機器)/学習方法付き

やーま
エネルギー管理士(電気分野)の攻略方法について解説していくよ!

今回は、課目Ⅲ[電気設備及び機器]の攻略方法についてまとめてあります。

具体的には・・・問題レベル、学習方法&アドバイスの順で解説していきます。

 

課目Ⅰ、Ⅱについては下記リンクで解説しています。

[エネルギー管理士(電気分野)]課目Ⅰ攻略方法(エネルギー総合管理及び法規)/学習方法付き

[エネルギー管理士(電気分野)]課目Ⅱ攻略方法(電気の基礎)/学習方法付き

 

難関資格と言われる通称「エネ管」の受験を計画されている方に、少しでも参考になれば幸いです。

注意ポイント

2020年度受験に向けて、筆者が過去問題を解いた所感を元に解説しております。
2020年度無事に合格しました。←2021/1/8追記

 

学習を始める前段階の学力も計画を立てる上で重要になってくると思いますので、筆者のプロフィールも参考に掲載しておきます。

プロフィール

  • 理系大学院卒
  • サラリーマン
  • 電験三種科目合格あり(理論、法規)
  • 電験二種1次試験科目合格あり(理論、電力、法規)
  • エネルギー管理士試験は2020年度初受験

※本文中の過去問題は、公式サイトより引用。

エネ管課目Ⅲ(電気設備及び機器)

エネルギー管理士

エネ管課目Ⅲ(電気設備及び機器)は問7~10の、計4題出題となっています。

総括

エネ管課目Ⅲ(電気設備及び機器)

問7:工場配電(50点)

問8:工場配電(50点)

問9:電気機器(50点)

問10:電気機器(50点)

(問7~10合計点が60%以上で課目Ⅲ合格)

結論として、難易度は「普通~難」です。

 

知識問題:過去問10年分対策していけば、十分合格ラインに届く。

計算問題:変圧器の負荷率、三相誘導機や変圧器の等価回路を用いた計算等、初見で解くのが厳しい(個人的にはほぼ無理!?)。
計算方法を覚えれば十分対応できるので過去問演習を繰り返せば◎

 

それでは各問について、順を追って解説していきたいと思います。

 

問7,8:工場配電(50点×2題=100点)

問題内容は、知識問題:計算問題=1:1となります。

両方ともしっかり対策するようにしましょう。

 

参考までに出題される問題を一例として少し覗いてみましょう。(現段階では分からなくて全然OKです。)

 

①知識問題

電力の平準化に関する問題↑

 

↑変圧器の並列運転条件について

 

②計算問題

↑変圧器の効率等を求め、その後負荷率を算出する問題

 

知識問題は暗記できれば100%解けるので、過去問10年分の問題はしっかりと対策しましょう。

また変圧器の効率計算などは、解き方がパターン化されているので得点源になります。

 

問9,10電気機器(50点×2題=100点)

こちらの出題傾向も、知識問題:計算問題=1:1となります。

 

先程の問7,8工場配電と同様に、知識問題及び計算問題をどちらとも対策することが必須になります。

 

出題される問題を一例として見ていきましょう。

 

①知識問題

同期発電機の基本公式及び構造の確認問題↑

少し勉強すれば誰でも分かるようなボーナス問題もあるので、このような問題をしっかり解き切ることが合格するために必要不可欠となります。

 

三相誘導電動機の基本事項確認↑

こちらもしっかり学習すれば誰でも完答できる問題です。得点の取りこぼしには注意しましょう。

 

②計算問題

誘導電動機の等価回路を用いた問題です↑

恐らく初見で解くことは困難なので、しっかり学習していきましょう。

 

重要

誘導電動機や変圧器の等価回路を用いた問題は完全にパターン化されています。
最初は理解するのが大変ですが粘り強く学習を進めていきましょう。

 

現段階では全く分からない人も多いかと思います。

でも安心して下さい。私もそのような状況から過去問演習を繰り返すことで無事一発合格することができました!

 

次は実際の学習方法を解説していきます。

 

学習方法&アドバイス

エネルギー管理士

エネ管課目Ⅲ「電気設備及び機器」の学習方法&アドバイスについて解説していきます。

学習方法について

エネルギー管理士の学習方法は、基本的に過去問演習となります。

これまでも繰り返しお話してるいように、エネ管の試験では過去問に類似した問題が頻出のため過去問演習が最重要と言えます。

 

筆者はOHM社から出ているエネルギー管理士(電気分野)過去問題集を用いて演習を繰り返すことで合格できました。

 

ポイント

・過去問10年分を周回(理解&解法暗記できるまで)

・重要ポイントはインターネットor参考書で理解度を上げる

 

実際の学習方法です。

学習方法

  • 過去問5年分を解答見ながら学習
  • 更に5年分自力で解いていく(分からない時は粘らず解答見る)
  • 過去問2周目(10年分)を解く
  • 最終確認:過去問2周目で理解できていなかった問題の解き直し

 

学習イメージ図

年度 1周目 2周目 3周目
2019年度 解答見ながら学習
(スピード重視)
自力で解答
間違えた問題はチェック
・理解不足な部分→参考書で理解度向上
・2周目で間違えた問題を復習
・重要問題も再確認(時間あれば)
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度 自力で解答
・分からない問題→すぐ解答チェック
重要箇所は参考書等で確認
2013年度
2012年度
2011年度
2010年度

 

過去問1周目

全体的な難易度を確認するためにも、まずは過去問5年分を解答見ながら解いていきましょう。(スピード重視)

 

恐らく過去問5年分解くことで、課目Ⅲの試験範囲(具体的な問題のイメージ)、苦手分野、重要箇所が分かってくるかと思います。

 

この5年分過去問を解いたタイミングで、重要ポイントかつ理解不足の分野をインターネットや参考書で確認していきましょう。

 

注意ポイント

インターネットや参考書を用いた内容の深掘りは、過去問演習5年分終えたタイミングで行いましょう。

効率的に合格点突破するためには、重要ポイントに注力することが大切です。

 

自力で過去問を解くフェーズに入ったら、分からない時は無理せず解答を見ながらサクサク進めていきましょう。

 

試験本番までに解けるようになっていればいいので、スピード重視で周回していくことを意識していきます。

(分からない問題を潔く諦めて解答見るって、案外難しいですよね。筆者も粘ってしまうタイプなので気持ちは痛い程分かります。)

 

過去問演習10年分を1度解き終わったら、2周目にいきましょう。

 

過去問2周目

過去問2周目で意識することは、2つあります。

・間違えた問題にチェックをつける(3周目以降の復習効率が上がります)

・理解不足な部分は参考書等でしっかり確認

 

現状解ける問題を自分の中で整理していきましょう。

その際、出題頻度が多いのに理解できていない分野は参考書等で確認することを忘れないでください。

※試験まで時間無い場合は、難しい分野は解法暗記で乗り切るのも可

 

過去問3周目

ここまで過去問演習2周を終えたことで、苦手分野や難易度の高い問題以外はわりと解けるようになっているかと思います。

 

3周目は最終チェックです。

苦手分野をつぶしていきましょう。

他課目との兼ね合いをみながら、7~8割程度の得点率に到達できるように過不足なく学習することが大切になってきます。

 

アドバイス

これからエネ管課目Ⅲ「電気設備及び機器」の学習を始める方にアドバイスが3つあります。

ポイント

  • 重要な公式(or原理)については3つの視点で学習する
  • 計算問題の疑問点は調べる
  • 苦手分野は集中学習で攻略

 

重要な公式(or原理)については3つの視点で学習

重要な公式や原理は過去問演習を通してインプット&アウトプットを繰り返すことで習得していきましょう。

 

その際に大切にしてほしい3つの視点があります。

①公式(原理)の形を知っているか

②公式(原理)を言葉で説明できるか

③しっかりと公式(原理)が意味するイメージを理解できているか

 

理由:エネルギー管理士では、同様な内容について問いかけ方を年度毎に変化させながら出題してくることがあります。

(要するに例年計算問題で出ていた分野について、突然文章形式で出題されることもあります。

 

注意ポイント

計算問題で使用する公式or基本原理は、その公式の形やイメージをしっかり理解していきましょう。

 

少し具体的な例で解説していきます。

 

参考

例:線路の消費電力について

線路の消費電力J[W]、抵抗R[Ω]、電流I[A]とする。

視点①公式の形

W = R×I^2

となります。

視点②公式を言葉で説明

「線路の消費電力は、抵抗に比例かつ電流の2乗に比例する」

視点③公式が意味する内容をイメージ

「線路の消費電力は、抵抗が大きい材料の場合も増加するし、線路に流れる電流値が大きくても増えてしまう。」

 

もちろん公式の形を覚えていれば、視点②&③は容易に導き出せます。

しかし、普段意識しないで学習していると、突然文章問題で出された時に対応できなくなってしまう恐れがあるので注意しましょう。

 

計算問題の疑問点は調べる

頻出計算問題の疑問点は、参考書やインターネットを用いて理解を深めましょう。

 

例えば、三相誘導電動機や変圧器の等価回路を用いた計算問題は、時間をかけ調べながら勉強していかないと理解するのが難しいかと思います。

(少なくても私はエネ管の過去問演習のみで理解することは困難でした。)

 

調べる際は、電験用の参考書を使用しましょう。(エネ管は受験者数が少ないため参考書があまり充実していません。)

 

私がお勧めする参考書は、みんなが欲しかった! 電験三種 機械の教科書&問題集 第2版 (みんなが欲しかった! シリーズ)となります。

 

フルカラーで図が多く、初学者の方が学ぶのに大変分かりやすい構成となっています。

(実際、私は理論/電力/機械の3冊を持っています。)

 

通信講座

筆者は会社の補助金が出るという理由で、技術講座専門のJTEX→「エネルギー管理士受験講座」も受講して各科目の参考書を入手しましたが使いませんでした。

個人的には、電験3種用のこれだけシリーズの方がフルカラーで初学者が学ぶ上ではお勧めです。

 

ただ今はインターネットでも分かりやすいサイトが多いので、わざわざ参考書に課金しなくても全く問題ありません。(筆者はなんだかんだ紙媒体の参考書が好きなので買っていますが(笑))

インターネットで検索する際も同様に、エネ管用のサイトを探すより、電験用のサイトで学習を進めていきましょう。

 

苦手分野は集中学習で攻略

苦手分野の攻略は、分野別の集中学習で攻略していきましょう。

 

方法は至ってシンプルです。

 

例えば、三相誘導電動機の問題が苦手だとしたら、その分野のみ過去問10年間分いっきに解いていきます。

そうすることで、苦手分野の理解度が一気に上がります。

 

(実際に筆者は、課目Ⅳの学習をする際に上記方法で苦手分野を克服しました。)

 

課目Ⅲで集中学習する候補として次の分野を挙げます。(筆者が重要だと感じる分野)

チェックリスト

  • 変圧器の負荷率/需要率/並列運転時の計算問題
  • 三相誘導電動機の等価回路を用いた計算
  • 変圧器の等価回路を用いた計算
  • 線路の消費電力/力率改善等の計算

 

苦手分野は過去問演習を重ねていくことで見えてくると思うので、学習進捗状況が中盤~終盤あたりに行うのがベストタイミングです。

 

まとめ

ポイント

・過去問演習10年分を仕上げればOK

・過去問>>>参考書

・重要分野は参考書で理解度向上

・苦手分野は集中学習で攻略

エネ管課目Ⅲ「電気設備及び機器」は、内容的に難しい分野も増えてきます。

(課目Ⅰ&Ⅱに比べて学習時間が必要です。)

 

知識問題:過去問に出題されている内容のみ覚えていく

計算問題:頻出問題は参考書等を用いて理解度を上げる

 

勉強方法を間違えなければしっかり合格できますので、まずはスピード重視で過去問10年分解いていきましょう。


↓オススメ参考書

みんなが欲しかった! 電験三種 機械の教科書&問題集 第2版 (みんなが欲しかった! シリーズ)

↓エネ管課目Ⅰの徹底解説

エネルギー管理士
[エネルギー管理士(電気分野)]課目Ⅰ攻略方法(エネルギー総合管理及び法規)/学習方法付き

↓エネ管課目Ⅱの徹底解説

エネルギー管理士課目Ⅱ
[エネルギー管理士(電気分野)]課目Ⅱ攻略方法(電気の基礎)/学習方法付き

↓エネ管課目Ⅳの徹底解説

[エネルギー管理士(電気分野)]課目Ⅳ攻略方法(電力応用)/学習方法付き

 

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